1月に入り貨物の動きが少し活発になったが未だに米中関税紛争の影響が色濃く残った結果とみられる。
両港の2020年1月の輸入コンテナは72万4691TEUで、前年の75万3760TEUから2万9069TEU、3・86%減少しており、輸出も昨年の26万2281TEUから25万6830TEUと5451TEUの減少。比率で2・08%の減少だった。
1月のアジア全体から北米へのコンテナ取扱い数量が前年比で2%減少が見られ、中でも中国積みは9・7%の減少で、昨年の反動減が続いた。 台湾やASEAN積みの増加は続くも中国だけでなく、日本、韓国などの減少もあり、減少をを補うことはできていない。
中国積みの減少が続くロサンゼルス、ロングビーチ両港であるが、更に中国の旧正月の休暇やその後のコロナウイルスの影響による工場の稼働停止や出荷の延期などで大手船社が欠便、減便を決定。中国貨物の占める割合の多いことから輸入数量の激減が予想され、危機感に一層拍車がかかっている。
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