Amazonは毎年恒例のPrime Dayを6月に開催することを決定しました。このPrime Dayは小売業者にとって低迷する夏の期間に売上を下支えするためのイベントとして開催されます。2020年はコロナウイルスによるパンデミックのため、イベントを10月まで延期しました。そのため今年の開催日については様々な憶測が流れていました。
Prime Dayは、太平洋時間(PST)の6月21日午前0時にスタートし、6月22日まで開催される予定だとAmazonは21日水曜日に声明を発表しました。Prime Dayは2015年に始まって以来、概ね7月中旬に開催されてきましたが、今年は1か月早めの開催になりました。
Prime Dayに向けて今からできる施策:
今からだって遅くない!売上拡大に向けて今から準備できる施策はこちら
- クーポンを設定する
割引されているとついつい買ってしまう心理を利用して、Prime Day限定のクーポンを発行しよう。
アメリカ人は暗算に弱いので、低い割引率の場合は割引金額を表示すると効果が高いです。 - プロモーションを設定する
1個の販売だとどうしても利益が低い商品などはプロモーションで複数買いに対してインセンティブを出しましょう。2個買ったら1個30%オフになるなどお得感を演出。 - Prime Day前に広告費用を追加する
イベント前に露出を高めて、当日に指名買いしてもらえる用に、いつもより少し多めに広告を表示させましょう。
利益をしっかり確保したい場合の施策:
普段からコンスタントに商品が売れていて、割引するつもりはないけど利益はもっと上げたいというセラーは、トリッキーなやり方ですが、このPrime Dayの2日間に価格をあえて上げるという戦略もあります。
過去2年の私たちのデータではPrime Day開催中は全体的に売上が上がる傾向です。競合や類似商品が少ない商品はあえて価格をあげるという戦略を取るセラーも散見されます。値上げした商品のランキングを見ても、この2日間にランキングが上がっているケースがほとんどですので、利益の拡大には値上げも効果があるようです。